アナログな時代を知る者にとっては、デジタルがデフォルトの時代に変わっても、新しいものが次々に出てきているというだけで特別不自由は感じないが、デジタルネイティブにとってアナログな道具はある意味「骨とう品」だ。ダイヤル電話のかけ方が分からない、アナログ時計が読めない、と言われて初めて、初見の子どもたちにとってはそうかも、と気が付く。そんな子どもたちのために、2014年に発売されたのがアナログ時計「ふんぷんくろっく」(タカタレムノス・富山県高岡市)。このほど、販売数が累計8万個を突破したのだそうだ。
時間は目に見えないもの。見える化してあげるにはアナログ時計が効果的だ。寝る時刻や起きる時刻をあらかじめ決めることで、ゲームやスマホをいじっているうちに宿題や勉強をする時間がなくなるなど、時計を意識しながら時間の感覚が身についていく。時間管理の大切さは、時間の“量”が目に見える時計の方が容易に感じられるかもしれない。
「ふんぷんくろっく」は、木枠のシンプルな壁掛け時計で大きさは3種。通常の「1~12」までのアラビア数字に加え、外側に「0~55」の数字が5分刻みで描かれた文字盤と、鉛筆型の針が特徴。子ども部屋にかけるのにぴったりだ。
Lサイズ税込み13,200円、Mサイズ 同8,800円、Sサイズ 同7,700円。