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大河ドラマ「どうする家康」新キャスト5人を発表 松井玲奈は家康の心に入り込む神秘的なお万役

 嵐の松本潤が主演する、2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の新キャスト5人が20日、発表された。久保史緒里(乃木坂46)、當真あみ、北香那、松井玲奈、飯田基祐が出演する。

 第62作目の大河ドラマとなる本作は、徳川家康(松本)の生涯を新たな視点で描く。脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』などで知られる古沢良太氏が担当する。

 久保は、幼くして家康の嫡男・信康(細田佳央太)の下に嫁いだ、織田信長(岡田准一)の娘の五徳役。

 初めての大河出演に、「既に緊張しているのも事実ですが、非常にうれしいです」と喜びのコメント。

 役柄の印象を、「信長の娘でありながら、徳川家に嫁いだ五徳の心の動きや揺らぎは、誰も知り得ない非常に興味深い部分でした」と話した。

 続けて、「台本では、彼女の気の強さがうかがえる場面もありますが、その中に必ず存在する優しさを逃さずに伝えられるよう、精いっぱい努めさせていただきます」と語った。

 當真は、家康と瀬名(有村架純)との間に生まれた、徳川家の長女・亀姫役。初の大河出演に、「天真らんまんという言葉の通り、明るく無邪気な亀姫を目指して頑張ります」と語った。

 撮影については、「亀姫はよく母と共に行動しているため、有村架純さんとのシーンが一番多いので、すごく楽しみです。着物での所作も含め、お芝居も近くで見させていただき、しっかり勉強していきたいです」と話した。

 大河出演は3度目となる北は、家康初めての側室・お葉(およう)役。

 「脚本を読んだ当初、お葉はクールで真面目な女の子というイメージが強くありましたが、監督と話すにつれて、一つ一つの動作がロボットのように特徴的で、つかみづらいけれど、実はいろいろなことを考えながら生きている、深みのある役だと今は感じるようになりました。初めて演じるタイプの役柄で、やりがいのある役を頂けてとてもうれしいです」と語った。

 松井は、家康の心に入り込む神秘的なお万役。「お万は、戦いで疲れた家康を癒やす、柔らかい役だと感じていますが、奥には強い信念を持ち、前を向き、踏み出そうとする女性に感じました。彼女の語る展望は、今の世の中にも通じるものであり、私は深く共感しました。臆することなく、言葉一つ一つに思いを込めて演じたいと思います」と語った。

 6度目の大河出演となる飯田は、家康の父・松平広忠役。信長に嫡男・竹千代(後の家康)を人質として奪われ、降伏して三河を明け渡すか、わが子を見殺しにするか、苦渋の決断を迫られる役どころ。

 飯田は「竹千代が誕生し、家臣たちに披露する場面は、みんな、本当に幸せそうで、もし今が戦国時代でなかったら、隣国が織田でなかったら、と想像してしまいました。愛する家族、家臣や領民たちと共に、のどかな環境の中、幸せに暮らせたのに…」と思いを語った。