コロナ禍による行動制限が緩和された今年のお正月、初詣に行った人が多いのではないだろうか? そうした中、2023年初詣の人気初詣スポットの人流について、クロスロケーションズ(東京)が調査を実施した。同社は、独自開発の位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location Engine™」とその機能を使ったクラウド型分析プラットフォーム「Location AI Platform®」、オンライン登録で人流データ分析が可能な「人流アナリティクス™」(JA)を提供しているが、今回はJAを利用して調査を行った。
なお、調査対象期間は2023年1月1日~2023年1月3日、2022年1月1日~2022年1月3日、そしてコロナ禍前となる2020年1月1日~2020年1月3日。 調査対象の人気初詣スポットは明治神宮(東京)・川崎大師(神奈川)・成田山新勝寺(千葉)・伏見稲荷大社(京都)・住吉大社(大阪)。
2023年の初詣の来訪数が、2020年(コロナ禍前)、2022年と比べて何%となったかを調べると、各神社ともにコロナ前との比較で80%程度の人流となったが、昨年との比較ではいずれも大幅にアップ。人の流れが完全とはいえないまでも、かなり回復したことを示している。元日、初詣に最も多くの参拝客が訪れた時間帯は、明治神宮で14時、川崎大師で15時、成田山新勝寺で11時、伏見稲荷大社で11時、住吉大社で14時と、昼前後に参拝客が集中した。