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福井工業大が「FUT未来ロボティクスセンター」を設立 地域課題から地球規模、宇宙規模の問題解決へ

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福井工業大 「FUT未来ロボティクスセンター」(月面掘削ロボット)

 

 福井工業大学(福井市)は4月1日、「FUT未来ロボティクスセンター」を設立する。同大の先端的研究を活用し、救助活動支援や医療支援、自動運転など地域社会の問題解決を図るとともに、カーボンニュートラルや未来型モビリティーなど地球規模の環境問題解決、さらには月への移住など宇宙規模の課題も視野に入れている。

 現在研究中のテーマは、農業支援として草刈りロボットの開発、災害対応として救助支援型担架ロボット、「ふくいPHOENIXハイパープロジェクト」との連携で月面掘削ロボットなどに取り組んでいる。

 センター長に就任する岩野優樹教授は「地域から宇宙にわたるさまざまな問題を、本学の持つ最先端のロボティクスを駆使し、企業や自治体の協力を仰ぎながら、人々の役に立つものづくりで解決していく。また、未来を担う若者たちが本学で学び、得た知識や技術を活用して地域や地元企業に還元できるよう、人材育成も積極的に推進していこうと考えている」と意気込みを話している。