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あらがうものたちのアート革命 バンクシーの映画日本初公開

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 生み出される作品はもちろんのこと、これは誰?という“覆面性”が更なる関心を集めるグラフィティアーティスト、バンクシー。政治風刺芸術や犯罪的なスタントで、体制にあらがいながらも革新的なアートムーブメントを生み出しているそのストリートカルチャーの潮流をたどり、グラフィティアートと大衆社会の関係をひもとく入門的ドキュメンタリー映画、『バンクシー 抗うものたちのアート革命』(監督・脚本・編集:エリオ・エスパーニャ、映像文化革新機構・東京)が、都内の映画館で公開される。5月19日、劇場公開日と予告編が解禁になる。

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 バンクシーの政治批判や、社会に対する挑戦的ともいえる大胆な活動は、権力社会を激怒させながらも、20年以上にわたり人々を魅了してきた。だが、彼の人生についてはほとんど何も知られていない。日本初上映のこの作品は、犯罪サブカルチャーのルーツから芸術革命のリーダーにまで上り詰めたバンクシーのドキュメンタリー。少年時代からのバンクシーを知るジョン・ネーションや、共に活動してきたアーティストたちへの何時間にもわたる豊富なインタビューから、知られざるバンクシーの一面が見えてくる映像だ。