スイスの老舗時計メーカーのパテック フィリップ(スイス・ジュネーブ州)は、時計の大美術展「ウォッチアート・グランド・エキシビジョン 東京2023」を新宿区の新宿住友ビル三角広場で2023年6月25日まで開催している。予約不要、入場無料、撮影可能。
パテック フィリップは、ムーブメント(時計の駆動装置)から自社で一貫製造するジュネーブの高級時計メーカーで1839年に創業した。同社は、創業以来貫いてきたブランド理念と世界最高のクラフトマンシップによって生み出されたタイムピース(機械式時計)を多くの人に親しんもらうことを目的に、世界各国で入場無料の「ウォッチアート・グランド・エキシビション」を開催してきた。ドバイ(2012年)、ミュンヘン(2013年)、ロンドン(2015年)、ニューヨーク(2017年)、シンガポール(2019年)の過去5回で延べ約16万5000人が来場したという。
今回の東京会場は、ジュネーブの本店サロンにある「ナポレオン・ルーム」など10のテーマ・ルームで構成されており、すべての現行コレクションの時計とムーブメントが展示されているほか、1548年製造の最古の携帯時計を含むパテック フィリップ・ミュージアム(同・ジュネーブ州)所蔵の厳選された歴史的タイムピースは必見という。
展示のほか、ウォッチメーカー(時計師)と職人による実演も行われ、高級時計の製作と美しい装飾を生み出す超絶技巧の世界も体感できる。さらに、今回のために特別に創作した時計(限定製作)や日本の芸術・文化遺産からインスピレーションを得た希少なコレクションも公開するという。
開催時間は午前10時~午後8時(最終入場は午後7時まで)、最終日は午後5時で終了(最終入場は16時まで)まで。会場の所在地は東京都新宿区西新宿2丁目6番1号。