まめ学

新婚さんで子どもが欲しいと思う人の割合は? どうなれば子どもを持とうと考える?

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 少子化問題が深刻化しているが、実際に結婚する段階で子どもについてどう思っている人が多いのだろうか? リクルートはこのほど、運営する「リクルートブライダル総研」において新婚生活の実態について詳細を把握するため「新婚生活実態調査2023」を実施した。調査対象は全国の18歳~49歳の男女のうち、入籍または事実上の婚姻関係が3年以内の男女(回答者本人が初婚)2474人で、1月27日~2023年1月30日の期間に行った。

 それによると、将来的に子どもを持ちたいかという設問に、新婚1年以内の夫婦で、「意向あり」と答えた人は71.8%で、7割強の人は子どもが欲しいと思っている。「意向なし」は13.5%、「どちらともいえない」は14.7%だった。新婚1年超~3年以内の夫婦になると、子どもを持ちたいと思う人は75.7%と若干上昇、5年以上前に結婚した層では62.2%とこの比率が低くなる。

 新婚層に子どもが欲しくない理由を聞いてみると、多い順に「夫婦2人の時間を大切にしたいから」(39.3%)、「自分の時間を大切にしたいから」(34.8%)、「子育てや教育にお金がかかるから」(34.6%)、「自分または配偶者もしくはパートナーが育児の心理的、肉体的負担に耐えられないから」(26.0%)となった。

 「子どもが欲しい」に気持ちが変わりうる要素を聞くと、「安定した収入が得られたら」(27.4%)、「ある程度お金が貯まったら」(24.5%)、「子どもを持つ覚悟・自信ができたら」(23.7%)、「何があっても子どもが欲しいとは思わない」(22.2%)といった順になっている。2人の時間が欲しいという新婚さんが多いものの、潜在的には経済力があれば子どもが欲しいというのが本音なのかもしれない。

 他方、新婚層の家事に関する意識は、「ある程度できていれば、家事は完璧でなくても良い」(71.8%)、「家事は自分と配偶者もしくはパートナーで協力して行うものである」(71.7%)、「家事にはなるべく手間をかけたくない」(70.5%)、「自分と配偶者もしくはパートナーのうち、時間の作れる方が家事をしている」(60.9%)の順で高かった。