お祝いはうれしいけれど、お返しに気を遣うのはどんな種類のお祝いも同じ。出産や進学のお祝い返しは、ママたちが考えるケースが多い。そこで約1600人のママたちにこの9月、アンケート調査(インタースペース・東京)したところ、9割のママが「お祝い返し」をしており、住む地域や家庭によってやり方はさまざまだった。
結婚や出産などは人生の重要なイベント。お祝いを贈られた場合、「すべてにお祝い返しをしている」と答えた人は648人で、全体の4割。積極的にお返しをする人がいる一方で、義務感から仕方なくお返しをしている人も少なくないようだ。「土地柄、半返しが通例」など、住む地域によって習慣や流儀があることも分かった。
お返しするかどうかは「相手との関係やお祝い行事によって変わる」と回答した人は729人で、これも全体の4割強。「夫の親戚とはお返しはなしというルールにしている」など、事前にお返しについての取り決めをしている人も。「結婚祝いはすべての人にお礼をしたけれど、出産祝いや入園祝いは一部の人に限ってお返しをした」など、時と場合によって使い分けている人も少なくない。
一方で「お祝い返しはしていない」と答えた人は219人で、1割程度に留まった。「昔ながらの習慣を断ちたいから贈るのをやめている」と、あえてお返しを贈らない選択をしている人もいた。