カルチャー

戦争だけじゃない ウクライナの豊かな大地と生き方

ウクライナ女性_カバー

 今や誰もがよく知る国になったウクライナ。でも戦争だけがその理由ではちょっと悲しい。豊かな大地と文化、力強く生きる人々など、平時であれば是非とも旅先に加えたい魅力的な国だ。ウクライナの民族楽器「バンドゥーラ」奏者・歌手として、日本を中心に活動を続けるカテリーナさんが、祖国ウクライナの本来の美しい大地や、そこに生きる人々の姿を多くの人に知ってほしいとつづった『ウクライナ女性の美しく前向きな生き方 美人大国・ウクライナ女性の衣食住と恋愛・結婚のすべて』(徳間書店・東京、税込み1870円)が9月29日に発売される。

 著者は、チェルノブイリ原子力発電所から2.5km離れた町、プリピャチで生まれ、生後30日で原発事故により被災、一家は町から強制退去させられた。その後、被災した子供たちで構成する音楽団「チェルボナカリーナ」に入団し、海外公演に多数参加。その際に訪れた日本の素晴らしさに感動し、2006年、19歳の時に音楽活動の拠点を日本に移したという。

 本では、カテリーナさん自身や祖国に暮らす女性たちのエピソードを通じて、「ウクライナが世界でもっとも美人が多い国と言われている理由」や、「強く美しく生きるウクライナ女性の知られざるライフスタイル」、そして現在も家族や友人たちが暮らしている「祖国への思い」などがつづられている。巻末では、カテリーナさんが作るウクライナ家庭料理のレシピも公開されている。

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