無線LAN製品の開発、製造、販売のティーピーリンクジャパン(東京)は、カメラ付きスマートドアホンキット「Tapo D230S1」を発売した。カメラ付きドアホン本体とこれに連携するハブのセットで、ドアホンはバッテリーで動作するので、配線工事などは不要。設置の自由度も高くなっている。オープン価格で、店頭などでは税込み2万1890円前後となる見込み。
ドアホンは玄関先などに設置。ドアホンのスイッチが押されるとチャイム音が鳴り、屋内でインターネットに有線接続したハブからアプリを通して来訪者を知らせるという仕組みだ。外出していてもアプリを通じて、不在時でも訪問した人との応答、対話が可能となる。
カメラは2K 5MPの高解像度で克明に記録。夜間撮影をバックアップする高解像度映像でmicroSDカードの記録で自動的に動作する。スポットライトとスターライトセンサーも備えており、夜間でも鮮明にカラー映像を記録。視野角は160度、画面比を4:3としたことで、来訪者の顔だけでなく、胸元の名札や抱えた荷物まで確認できる。また、アプリとカメラ越しに双方向通話を行えるため、外出中でも宅配便や来訪者に応答できる。バッテリー駆動で、最長180日間連続動作が可能。AIが人物や車両を認識し、必要に応じてユーザーへ通知する。
ハブに取り付けたmicroSDカード(最大512GB)またはTapo Careのクラウドストレージサービスを使用して録画映像を保存することができる。さらに、誰かがドアホンを取り外そうとしているのを検知すると警告を出す盗難防止アラーム機能があり、屋外使用についてはIP64準拠で、ほこりや雨にも強い防水&防塵性能を備えている。なお、アプリを通じた機能の一部はサブスクリプション(月定額)サービスへの加入が必要となる。