どこに住んでいても身近にある図書館。たまには好みの本を探しに立ち寄ったり借りたりするけれど、それ以上でも以下でもない、という人は少なくない。でも膨大な資料を持ち横断的につながっている図書館は、使いこなせばかなり便利だ。『読書が苦手だった司書が教える 世界一かんたんな図書館の使い方』(つのだ由美こ著、秀和システム・東京、税込み1760円)が1月30日に発売される。
著者は図書館の司書だから、あらゆる専門分野の情報を集める方法や引き出す方法を心得ている。でもなんと、読書が苦手なのだそうだ。そんな彼女が教えてくれる検索術は、難しい本で紹介されている方法とは違う、とても簡単な方法だ。「せっかく図書館に来て頂けたのに、自分が探している本を見つけることができず、お困りだった学生さんを何人も助けてきました。検索も大事ですが、その前に活用、いかに図書館を自分の思い通りに使えるか、そのほうが先なのです」と著者。知りたい情報が確実に引き出せる、読みたい本が見つかる、課題やレポート提出が楽になる。「借りるだけじゃない」図書館を使いこなせる超活用法が詰まった一冊だ。