子どもがある日、「学校に行きたくない」と言ったら。友だち、勉強、いじめなど、考えられる原因を想像するだけで、親は子どもと同じくらい不安に押しつぶされる。どうすればいいのか。子どもの状況によってさまざまな対応が必要だから、答えは一つではないところが難しい。そこで、多様なヒントがつまった一冊、『「学校に行きたくない子」へのかかわり方がわかる本』(水野優子著、秀和システム、税込み1430円)が3月16日に発売される。
文科省の調査では、昨年の小・中学校の不登校児童生徒数は29万9048人で、前年度から5万4108人(22.1%)増加して過去最多となった。不登校や「登校しぶり」は誰にでも起こり得る問題といえる。
そこで、カウンセリングや運営するフリースクールで大勢の不登校の子どもとかかわり、保護者からの相談を受けている著者が、不登校を解決するための「成功のカギ」を伝えたいと書いた。子どもの生活習慣の改善や、親子関係をよくするかかわり方、復学のきっかけをつかむ方法など、変化を生むためのヒントが見つかるかもしれない。