農林水産省は、持続可能な食料システムを構築するため、「温室効果ガス削減への貢献」「生物多様性の保全」など、生産者の環境負荷低減への取り組みを評価し、星の数で等級ラベルに表し、消費者に分かりやすく伝える「見える化」を推進している。生産者の「温室効果ガス削減への貢献」や「生物多様性の保全」など環境負荷低減への努力が消費者に伝わり、農産物を選択できる環境を整えていくことを狙いとする取り組みだ。今年3月1日から「農産物の環境負荷低減に関する評価・表示ガイドライン」の本格運用をスタートし、多様な業態で取り組みが広がり始めている。
このラベルの愛称がこのほど、「みえるらべる」に決定した。農産物の環境負荷低減への取り組みを表すラベルであることが直感的に連想できるとともに、文字を入れ替えると、「みる」「えらべる」になっているという仕組み。多くの消費者に親しみを持ってもらえるよう、平仮名表記でかわいらしく語感も軽やか、シンプルながら、環境負荷低減に資する農産物を「選べる」ようにという願いストレートに伝わるデザインだ。
3月1日以降、「みえるらべる」を表示した商品を販売している店舗などが350カ所を超え、「見える化」の取り組みが広がっている。「みえるらべる」を、商品を選ぶ際の一助にしてみては?