大阪の「百舌鳥・古市古墳群―古代日本の墳墓群―」が世界文化遺産に登録されて今年5周年を迎え、7月6日(土)・7日(日)に「世界遺産登録 5周年記念イベント」が開催される。大阪市阿倍野区の「あべのハルカス近鉄百貨店」2階ウエルカムガレリアで、両日10時~17時。入場無料。百舌鳥・古市古墳群世界遺産保存活用会議(大阪府・堺市・羽曳野市・藤井寺市)主催。
仁徳陵古墳(堺市)をはじめとする同古墳群は、古墳時代の最盛期だった4世紀後半から5世紀にかけて、墳墓により権力を象徴した日本列島の人々の歴史を物語る顕著な物証として2019年7月6日に「世界文化遺産」に登録された。
イベントでは、世界遺産登録関係者による座談会、本物の土器・埴輪(はにわ)の展示、古代衣装着用体験、パネル展示、スタンプラリーなどを通して、同古墳群の価値や魅力を伝える。
今回のイベントには、四天王寺大学(羽曳野市)が協力参加。教育学部の学生らが作詞・作曲・振り付けを行った「古墳音頭」の披露や、文学部日本学科の辰巳俊輔講師が監修を務める「古墳クイズ」を予定。同大の公式マスコットキャラクター「はにぶー」も登場し、イベントを盛り上げる。