金沢の伝統工芸「金箔(きんぱく)」を使ったアクセサリー制作を手がけるエイチツーオー(金沢市)は、能登半島地震で倒壊した輪島塗加工工房の「うるし珠(だま)」を組み入れたジュエリーを制作し、8月1日から販売を始める。
エイチツーオーによると、輪島塗の仕上げ工程で漆の表面を磨き上げる加工を行ってきた職人「呂色師(ろいろし)」の升井克宗氏の工房「升井彩 本乾漆(ますいさい ほんかんしつ)」(輪島市)が地震で全壊。升井氏と親交があったエイチツーオーが、同社のアクセサリーブランド「金箔ジュエリーGold-Knot(ゴールド・ノット)」とのコラボを呼びかけ、うるし珠と金沢箔を組み合わせた「金箔ジュエリーGold-Knot 輪島うるし珠」を開発したという。
ペンダント「ルー Gold-Knot 輪島うるし珠」(7万7千円)とブローチ「オリエンタル Gold-Knot 輪島うるし珠」(4万4千円)の2種で、「Gold-Knot」直営店とオンラインストアで販売する。また、東京の日本橋三越本店で開催する「日本の職人『匠の技』 展」(7月24日~8月5日)でも7月31日から先行販売する。