水産物の冷凍加工を手がけるきゅういち(北海道函館市)は、能登半島地震で被災した石川県珠洲市にホタテを送る支援ページを立ち上げた。寄付金が3万円たまった時点で、随時、ホタテを送るという。
同社が5月2日に珠洲市の健康増進センターにホタテ100キロを寄付したところ、弁当約1500食でホタテの中華煮として提供された。この取り組みを継続させることを目指して支援ページを立ち上げた、としている。
珠洲市は今もなお、ボランティアによる炊き出しが行われ、日々の食材調達が大きな課題となっている。
同社は、中国が2023年8月に日本産水産物の輸入停止を始め出荷予定のホタテが行き場をなくしたため、9月に一般消費者向けに電子商取引(EC)サイトをオープン。「食べて応援」を呼びかけた結果、3カ月で約4800件、4400万円を超える注文が入ったという(23年11月末時点)。
同社は、飲食業界の求人関連事業を手がけるクックビズ(大阪市)の連結子会社。