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一風堂のグローバルリーダーたち100人が本気の開発 東京で5年ぶりの研修、店舗で新作ラーメン振る舞いも

 一風堂(力の源カンパニー・福岡市)は、10月1日(火)~3日(木)の期間、世界15カ国・地域の一風堂から選抜されたリーダーたちが集まる社内研修「Global Leadership Conference 2024(GLC2024)」を開催する。2019年10月に初開催以来、5年ぶり2度目。今回は、国内一風堂の店長・マネジャーと、ライセンス国を含む海外の一風堂全拠点のオペレーション担当者、各部門の責任者、計約100人が参加する。

 開催テーマは「一億人の笑顔とありがとう ~一杯に愛、夢、希望を込めて~」。「すべての物語は一人のお客様、一杯のラーメンからしか始まらない」という一風堂の原点、「変わらないために、変わり続ける」という創業の精神に立ち戻り、ラーメンを中心とした日本の食文化をさらに世界へ広めていくことを目指す。プログラムは自己紹介に始まり、初日から国内外メンバーの混合グループに分かれ、ラーメンづくりの研修や座学のほか、各グループでの商品開発にも挑戦。事前課題として各自で調べてきた、各国の流行や食への考え方などの情報、新しいラーメンのアイデアを持ち寄り、お題に沿ったラーメンを各グループ1杯完成させる。中でも優れていたラーメン4種は、2日目の10月2日(水)17時から都内の一風堂4店舗でそれぞれ1種類ずつ、杯数限定でお披露目。参加メンバー自らの手で、客に振る舞まわれる。

 人気の高かったラーメンは、世界各地で商品化の可能性も。メンバーたちは、未来の名物ラーメンを創る意気込みで、本気の開発に取り組む。

 一風堂は、1985年に福岡の路地裏で10坪のラーメン店として、「ラーメン業界に一陣の風を巻き起こしたい」という熱い思いから創業。2008年にニューヨークで海外1号店をオープン、現在は15カ国・地域で287店舗展開している(グループ全体)。国内においても海外での勤務を目指すメンバーが多数在籍しており、マネジャー、店長クラスのメンバーの海外店舗研修も実施するなど、グローバル人財の育成も加速している。