カルチャー

「アンゴルモア 元寇合戦記」の世界 元寇750年の特別展を舞台となった対馬で開催

 そういえば教科書で読んだ記憶が・・・という感じの「元寇」。1274年に起きた文永の役という名で覚えている人も多いかもしれない。その戦いを大迫力で描いた漫画作品『アンゴルモア 元寇合戦記』の特別展、「アンゴルモア 元寇合戦記の世界-照らし出された対馬の元寇-」が10月12日~11月24日まで、長崎県対馬市の対馬博物館で開催される。

 750年前の日本を襲った歴史的大事件、元寇は、対馬に伝わっている伝承や「八幡愚童訓」にわずかに残るだけだ。展覧会では『アンゴルモア 元寇合戦記』の作者、たかぎ七彦氏が描いた原画のほか、漫画制作過程の説明映像や関連資料などを展示する。

 また対馬の元寇にまつわる伝承をもとにした、たかぎ氏描き下ろしの短編漫画『勝星の太刀』の小冊子を特別展観覧券購入特典としてプレゼント。そのほか、たかぎ七彦氏の原画を使用した、博物館でしか入手できないオリジナルグッズもファンには見逃せない。

 会期中は平常展示室でも元寇にまつわる資料や漫画に登場した歴史資料を特集展示。漫画ファンだけでなく、歴史ファンも楽しめる内容になっている。

 入場料は一般・大学生が500円、高校生以下は無料。