この季節しか見ることができない透明な氷魚(ひうお)が、滋賀県立琵琶湖博物館で展示されている。あまり展示されることのない珍しい姿を間近で観察できるチャンスだ。
氷魚はアユの仔魚(しぎょ)、稚魚の前段階の赤ちゃんだ。体が氷のように透き通っていることから、この名前がついている。通常すぐに海に出てしまうため捕獲が難しいが、滋賀県ではアユが琵琶湖を海代わりに使っており、昔から主要な漁獲物として水揚げされているという。今回、琵琶湖で取れた氷魚を「暮らしのなかの魚たち」コーナーのイサザ水槽でイサザと一緒に展示している。今年の最終開館日は12月24日、年明け初開館は2025年1月4日。
氷魚の漁の様子や釜揚げ料理の動画がYouTubeの「びわこのちからチャンネル」で配信されている。