週刊大阪日日新聞社と株式会社共同通信社が主催する全国選抜小学生プログラミング大会大阪府大会の決勝大会が12月15日、大阪市内で開催されました。全10組の小学生が参加し、自身の作品の制作背景やこだわりなどを発表しました。
最優秀賞を受賞したのは作品名「宿題アシスト」を制作した大阪市立長居小学校5年生の津村優成さん。宿題の終了日と科目ごとの枚数を入れると、自動的に今日の目標枚数を算出してくれるアプリで、通常は緑、遅れると黄、大きく遅れると赤になり、遅れを知らせてくれる仕組みです。全て終わると完了画面が現れ、達成感を味わえるよう工夫しました。
「宿題をいつも後回しにしていて、遅れていることに気づかず、夏休みの終了間際に終わらせるという大変な思いをしていた。自分の好きなプログラミングを使って、宿題計画をアシストしてくれるアプリを作ろうと思った」と背景を語りました。
審査員を務めたロジカ・エデュケーションの関愛さんは、「宿題を管理するという発想も素晴らしいし、技術力でも大人のプログラマーでもこれぐらいのことを考えているというくらいのプラグラミングをしていた。実際に販売してもいいのではないか」と評価しました。
関愛さんは、最後に「他の皆さんも、もっと発展して製品化されたら面白いアイデアもたくさんあった。今後そういう努力を続けて、皆さんの中から新たな商品を生み出してもらえたらうれしい」とエールを送りました。
津村優成さんは3月2日、全国選抜小学生プログラミング大会の全国大会に大阪府代表として出場します。