加納(岐阜県多治見市)は、同社開発の建材「テラウェル」が国土交通相から不燃材料として認定を受けた、と発表した。
テラウェルは、「焼かない製法」を採用しており、製造工程で発生する二酸化炭素(CO2)の排出を抑えることができるほか、空気中のCO2を吸収して固化する機能もある。さらにテラウェル自体の廃材と他の廃材を取り入れてアップサイクルができるという。こうした特徴から、各工程で生じる温室効果ガスをCO2に換算する「カーボンフットプリント」の削減に大きく寄与する、としている。
同社は今回の認定取得によって、公共施設や商業施設、集合住宅など、環境配慮型プロジェクトや国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成を目指すプロジェクトで、採用機会が拡大することを期待している。