カルチャー

「木製地球儀」がモチーフの入浴木が浮かぶお風呂  秩父湯元の武甲温泉が「第75回全国植樹祭」の応援企画を開催 

 5月25日(日)に埼玉県で開催される「第75回全国植樹祭」への関心を持ってもらいたいと、同県秩父湯元の武甲温泉(温泉道場・埼玉県ときがわ町)は5月16日(金)から、「第75回全国植樹祭応援企画」を実施する。

 武甲温泉ではこれまでも、地域の森を守る活動に意識を向けてもらうことを目指し、間伐材を使用したお風呂イベントなどを実施してきた。今回は、埼玉県産の木の端材を全国植樹祭のシンボル「木製地球儀」の形に加工して、5月16日(金)~24日(土)の期間に男女各露天風呂に浮かべる。また、埼玉県のマスコットキャラクター「コバトン」と「さいたまっち」がデザインされた第75回全国植樹祭のロゴマークを木材で製作し、館内や風呂に展示し、全国植樹祭をPRする。

 全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林・みどりに対する国民的理解を深めるために、公益社団法人国土緑化推進機構と都道府県の共催で開催する行事。埼玉県での開催は、1959年の第10回大会以来66年ぶり。秩父ミューズパークを主会場に展開される。

 森林・林業がさらに重要な役割を担うことをイメージした「木製地球儀」は、21世紀最初の全国植樹祭が開催された第52回山梨県大会の際に、植樹祭のシンボルとして製作された。「国民」「企業」「行政」が一丸となって3者の手で地球を支えていく姿を「3枚の葉」で表現。地球はヒノキ、葉はナラ、基台はケヤキで作られている。高さ60cm、幅50cm、重さ14.7kgの大きな地球儀で、開催都道府県に引き継がれている。