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甘くてジューシー! 日本一の「長崎びわ」の最盛期が到来!!

 びわは3~6月にかけて出荷されるが、露地栽培されたびわの旬は6月中旬から下旬。びわは初夏の訪れを感じさせる果実だ。そのびわの日本最大の産地は長崎県。国内収穫量の30%以上を占める。長崎県が誇る主力品種は、県内で育成され2009(平成21)年に品種登録された「なつたより」。従来の品種に比べて大玉で、果肉が柔らかく、糖度が12度以上と高いのが特徴だ。

 現在、食用として流通しているびわのルーツは、江戸時代後期の1830年ごろに長崎市茂木出身の三浦シヲ氏が出島で中国人通訳から中国びわを譲り受け、生家にまいたことから始まったとされる。それを1879(明治12)年ごろに植物学者の田中芳男氏が東京に持ち帰って全国に広まった。つまり日本のびわの歴史は長崎から始まったといえる。その長崎が、びわのおいしい食べ方を公開している。①冷蔵庫に入れておくと果肉が硬くなったり風味が落ちたりするため、常温保存がベスト。②食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れて軽く冷やすことで、甘さとみずみずしさが引き立つ。

 さらに、びわにはカロテノイドの一種「β-クリプトキサンチン」が多く含まれ、肝機能障害や動脈硬化、骨密度低下のリスクを軽減する効果もある。今が旬の長崎びわは、JA長崎せいひ公式オンラインショップでも購入できる。