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伝統菓子のレシピとプロの技を公開 スイーツ界の大御所による「愛蔵版スイーツ・バイブル」

 自力で挑戦する勇気があるかは脇に置いて、見ているだけでもきれいで癒やされる。フランスのパティシエとショコラティエの組織、「ルレ・デセール」の名誉会長、フレデリック・カッセル氏が、そのテクニックを公開した『フレデリック・カッセル 愛蔵版スイーツ・バイブル』(世界文化ホールディングス、税込み2750円)が6月19日(木)に発売される。

 著者はスイーツ世界頂上決戦の「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」の副会長でもあり、名実ともにスイーツ界の大御所。この本は全編、カッセル氏の本拠地フランス・フォンテーヌブローで撮影しており、レシピはすべて本店のアトリエで作るそのまま、プロフェッショナルな配合だ。氏のモットーは「歓びの共有」、すなわち味覚と製菓知識の共有で、その言葉どおり彼の大切なレシピをすべて公開している。

 収録の43レシピには、氏のアイコン菓子「ミルフイユ・ヴァニーユ・ド・タヒチ」など複雑なものからシンプルなものまで、さまざまなレベルにわたっている。1章はタルト、2章はアントルメ、3章は焼き菓子・マカロン、4章はショコラ・コンフィチュールという構成。ほかに基本のクリーム10種を冒頭に掲載。貴重なプロの技を知る保存版の一冊だ。