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6月1日時点での内定率は8割を超す 26年卒大学生の就職活動状況

 来年3月に卒業を予定している大学4年生の就活の実態はどうなっているのだろう。キャリタス(東京)が2026年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)1056人(文系男子205人、文系女子462人、理系男子248人、理系女子141人)を対象に、6月1日時点での就職活動状況などを聞いたところ、内定率は83.7%だった。調査期間は6月1日~5日。

内定率は6月1日時点で前年と比較してみると、前年は85.2%だったため、やや減少したものの、高水準となっている。現在、内定をもらっている会社に就職すると決めた、就職活動終了者は全体の62.0%となっており、継続者は「内定あり」「内定なし」を合わせて38.0%だった。

 一方、就活を継続している学生について文理別にみると、文系の継続者は43.5%となっているのに対して、理系は26.0%と文系、理系で格差が生じている様子だ。内定を保有しながら、継続している学生の理由では、本命企業がまだ選考中が最も多く、「自分に合っているかわからない」が続く。内定を得た企業の業界では、「情報処理・ソフトウエア」に集中している。

 面接形式については依然としてWEBが主流だが、最終面接は「対面」が77.3%に達した。