
三島由紀夫の没後55年を迎える今年の秋、三島由紀夫生誕100周年を記念した特別公演「フィリップ・グラス『MISHIMA』―オーケストラとバレエの饗宴―」が実現する。同公演では、フィリップ・グラス作曲による、映画『MISHIMA』(1985)の音楽を中心に、「オーケストラ(京都フィルハーモニー室内合奏団)」×「バレエ」×「美術」が融合する新しいステージが誕生する。主催・企画制作はRENAISSANCE CLASSICS(兵庫県芦屋市)。
11月14日(金)に東京オペラシティコンサートホールで行われる舞台には、三島由紀夫と深い親交を持つ美術家、横尾忠則さんによる三島の世界観を示す美術作品を背景に、現代を代表するアーティストたちが集結。現代音楽の巨匠フィリップ・グラスからの厚い信頼のもと、グラス作品の世界的ピアニストとして活躍する滑川真希さんが、「ピアノとオーケストラのための協奏曲『Mishima』」を演奏。日本を代表するバレエダンサー上野水香&牧阿佐美バレヱ団のプリンシパルダンサー(青山季可さん・逸見智彦さん・京當侑一籠さん)によるバレエ(新作)との共演が披露される。
さらに、NYをはじめ世界各国で東西文化の融合の演奏会を続けるバイオリニスト川井郁子さんが、バイオリン協奏曲第2番「アメリカン・フォー・シーズンズ」を奏でる。そして、フィリップ・グラスが愛し、三島の小説『金閣寺』の舞台である古都・京都で育まれた京都フィルの旋律と共に、三島由紀夫の世界観が、音楽・美術・身体表現の一体化によってダイナミックに表現される。
チケットはSS席1万1000円、S席9000円、A席7000円(税込み・特製パンフレット付き・全席指定)。ぴあ(Pコード308-218)、イープラス、ローチケ(Lコード36510)のほか、パシフィック・コンサート・マネジメント、電話03-3552-3831(10時~18時)で購入できる。問い合わせは、パシフィック・コンサート・マネジメント、電話03-3552-3831(10時~18時)。