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六義園で夜間特別開園&紅葉のライトアップ プロジェクション投影も駆使して幻想的な空間を創出

「庭紅葉の六義園」ライトアップ(昨年の様子)

 国指定特別名勝で、都内有数の紅葉の名所である六義園(東京都文京区)で11月28日(金)~12月9日(火)の期間、「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」が開催される。園内が鮮やかに色づくこの時季に、日頃は閉園している夜間に特別開園し、紅葉で彩られた庭園のライトアップや土蔵(くら)壁面へのプロジェクション投影で幻想的な空間を創出。園内各所にフォトジェニックな撮影スポットも設置する。

 六義園は、五代将軍徳川綱吉の寵臣・柳澤吉保によって造られた和歌の趣味を基調とした回遊式築山泉水庭園。江戸時代に造られた代表的な大名庭園で、明治期には三菱の創業者である岩崎彌太郎の別邸となった。庭園は万葉集や古今和歌集に詠まれた紀州(現在の和歌山県)の景勝地「和歌の浦」の景色をはじめ、その周辺の景勝地や中国の故事にちなんだ景観が映し出されている。

 園内では期間中毎日、抹茶と和菓子のセットなどを提供する「抹茶茶屋」や、団子などの軽飲食を提供する「六義園屋台」、六義園オリジナル土産・草木の染物等などを販売する「六義園のお土産処」も営業する。また、しだれ桜付近では、東京都立園芸高校園芸科の生徒たちが制作した懸崖菊(けんがいぎく)を展示する。

 開園時間は9時~17時(最終入園は16時30分)。休園日は12月29日~1月1日。入園料は、一般300円、65歳以上150円、小学生以下(要付き添い)と、都内在住・在学の中学生は無料。今回の期間中のイベントは、夜間特別観賞券のみで入場可能。前売り券は11月1日(土)9時から販売。前売り券・当日券ともに特設サイトのオンライン販売ページから購入できる。