カルチャー

東京・文京区の細川庭園で紅葉ライトアップ 竹あかりと織りなす幻想的な9日間

 色づく木々の葉を眺めるのに秋の山もいいけれど、都心で見上げる紅葉もなかなかのものだ。東京の文京区立肥後細川庭園は11月22日(土)~30日(日)の期間、夜間特別公開として「秋の紅葉ライトアップ『ひごあかり』」(日比谷花壇・東京)を開催する。

 肥後細川庭園は、目白台の自然を生かした池泉回遊式庭園。毎年恒例の同イベントでは、色づく紅葉と松の雪つりをライトアップする。庭園の特徴である高低差のある地形を生かし、紅葉を立体的に浮かび上がらせるライティングや、水面に光り映る雪つりや紅葉など、普段は見ることのできない夜の肥後細川庭園を特別に公開。園内には、竹あかりの総合プロデュース集団「CHIKAKEN(ちかけん)」によるアーティスティックな竹あかりオブジェが登場し、より一層幻想的な雰囲気を楽しめる。

 また、同庭園が熊本藩細川家の下屋敷跡地であるという歴史的なつながりから、くまもんデビュー15周年を記念した展示や山鹿灯籠踊りの披露、物産や栗スイーツの販売など、期間中にさまざまな催しも行われる。夜間開園時間は17時30分~20時(最終入園19時30分)。入園料は300円(未就学児無料、ライトアップ期間中の特別料金)。