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遺伝子情報で薬の効きやすさや副作用を予測 NTTプレシジョンメディシン、検査サービスの提供開始

 医療関連サービスを手がけるNTTプレシジョンメディシン(東京)は、薬の効きやすさや副作用リスクの傾向を遺伝子情報から予測する検査サービス「Genovision PGx(ゲノビジョン ピージーエックス)」の提供を始めた。

 遺伝的な傾向を可視化し、薬を選択する際の参考情報として提供することで、投薬治療の際の身体的、経済的な負担軽減に貢献することを目指す、としている。

 薬物治療は、同じ薬を同じ量服用しても、人によって効果が十分に得られなかったり副作用が強く現れたりすることがある。これまでは実際に薬を使ってみなければ効果や傾向が分からなかった。

 同サービスは、理化学研究所が研究・開発した、日本人に信頼性の高い薬剤応答関連遺伝子解析技術「corePGseq」を使って18種類の薬剤応答関連遺伝子を解析する。解析結果は、①薬の「効きやすさ」の傾向②副作用の「出やすさ」の傾向―を整理し、医師や薬剤師が診療時に参照しやすい形式のレポートにする。対象薬剤は鎮痛剤や脂質異常、がん、抗うつ剤など約70種類。

 全国約60の医療機関で行う人間ドックのオプション検査として提供する。遺伝情報は生涯変化しないため、一度検査すれば薬物治療が必要になった際、より安全で自分に合った治療方針の検討につなげることができる。

 同社は、健診や人間ドックで普及を図り、将来的には電子カルテやお薬手帳とのデータ連携も視野に入れているという。