まめ学

「くらしの総決算2022」 今年のお財布事情を示す漢字は?

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 早くも2022年は師走に──この1年、いろいろなことがあったと思うが、PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険)は、20~79歳の男女2,000人を対象に「くらしの総決算2022」をインターネットリサーチ(10月5日~10月6日の2日間)で実施した。

 2022年のニュースといえば、ロシアによるウクライナ侵攻が衝撃的で長く記憶に残りそうだが、身の回りの生活でいえば、物価上昇がニュースとして大きいのではないか。実際、2022年のお財布事情を表す漢字1字を聴いてみると、物価上昇の影響を色濃く反映して「減」が124人と最も多かった。2は121人の「無」、3位は120人の「貧」で、お金に関しての回答に寄せられた漢字はお寒いばかり。2022年の厳しい金銭事情がうかがえる結果となったが、来年は「増」「富」など経済面で明るくなるだろうか。

 今年のくらしを明るくしてくれた有名人、芸能人を聞くと、昨年に続き2年連続でトップとなったのは「明石家 さんまさん」で31人が選んだ。2位「錦鯉」(22人)、3位「サンドウィッチマン」(21人)と、やはりお笑い系を支持する人が多い。そして、アニメ・漫画のキャラクター1位は、アニメ『SPY×FAMILY』から「アーニャ・フォージャー」となった。

 このほか、今年を振り返って「個人的にうれしかったこと」を聞くと、1位「旅行に行けた」、2位「子どもを授かった」、3位「健康でいられた」がトップ3に。1位の旅行に関しては、「世の中の出来事でうれしかったこと」で1位が「新型コロナ流行が沈静化」となったように、感染症対策のための行動制限が今年は徐々に緩和されたことが印象強いようだ。世の中のうれしいことに関しての2位は「大谷 翔平がメジャーリーグで活躍」、3位は「村上 宗隆が56号ホームラン・三冠王達成」と日米野球のビッグニュースが挙がった。一方、実現した目標に関しては「旅行」「就職・転職」「ダイエット」との回答が目立った。

 さて、2023年はどんな年になるか──「2023年のトレンドワード」を予想してもらったところ、「値上げ」「コロナ」関連ワードが上位となり、とりわけ「値上げ」「円安」が1、2位となるなど、原材料価格や物流費高騰による物価上昇の影響が引き続き心配されそうな状況。また「来年、実現したい目標」を聞くと、「旅行」「ダイエット」「貯蓄」がトップ3となった。