まめ学

利用したい人の方が少数派!? デジタル給与に関するアンケート調査

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 毎月楽しみな給料日。今は銀行振り込みが中心だが、昔は現金が給料袋に入って配布されていたのを若い人はご存じだろか? これからは給与の支払い方が進化し、給与を「〇〇ペイ」などデジタルマネーで受け取ることができる「デジタル給与」が、来年から解禁されるという。エン・ジャパン(東京)では、ユーザー1万2171人を対象に「デジタル給与」についてアンケートを実施した。調査期間は2022年11月28日~12月25日。

 デジタル給与についての認知度を調べると、「知っている」人は48%(内容をよく知っている:6%、概要は知っている:42%)、「知らない」人が52%と半数以上が知らないという結果になった。

 来年から解禁されるのに、意外に知らない人が多いが、実際にデジタル給与が解禁された場合に実施したいか否かについては、「利用したい」人は19%(とても利用したい:4%、利用したい:15%)にとどまった。

 デジタル給与は、給与口座から『〇〇ペイ』へのチャージが不要になったり、手数料が減ったりするなどのメリットがあり、実際、利用したいという人からは、そうした利便性を挙げる人が多い。半面、利用したくない人からは通信障害への心配を挙げる人がいたほか、「田舎では、現金のみの決済の店が多いから」といった声も聞かれた。