まめ学

行きたい地域は変わらず、不安解消がカギ コロナ後の海外旅行

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 旅先も日本帰国時も、コロナ関連の手続きが激減したりなくなったり。ほとんどマスクなしの国も増えて、だいぶ旅行のハードルが下がった。「新型コロナウィルス感染拡大の影響による海外旅行への意識調査」(日本旅行・東京)でも、旅行への意欲の高まりがみられるが、一方で個人旅行ではなく、万が一の時のサポートがあるツアーで行きたいという人が多かった。

 アンケート調査は昨年の2月2~9日、7月2~9日、12月2~8日と3回にわたって実施された(有効回答はそれぞれ2197件、1108件、1879件)。観光目的でまず行きたい国や地域については、ハワイが圧倒的人気。次いで台湾、フランス、イタリア、韓国とコロナ前に人気だった目的地が変わらず並んでいる。予算は、半数以上が一人20万円未満を想定。これもコロナ前とあまり変わらないという。ただ目下、移動制限の緩和で航空需要が増え、原油高にともなう燃油サーチャージの高騰や物価高、円安による現地滞在費の高騰など、海外旅行にかかる費用はコロナ前よりも増えているのが苦しいところだ。

 海外旅行にあたり不安な点をたずねると、「現地の治安状況」や「予定通りに楽しめるかどうか」を挙げる人が多かった。コロナ禍の影響に加え、ウクライナ情勢などが影響しているとみられる。半数以上が「個人手配よりも万が一のためにサポートされているツアー」を望んでいる。