アットテーブル(東京)はこのほど、キャリア・マム(東京都多摩市)と協業で、50代前後の女性を中心に、この世代の女性たちが流行していると感じるものについて調査を実施。この結果をスイーツ、グルメ、好きなアニメ・漫画、推し活などの興味関心ごとをトレンドランキング化した。調査対象は、全国の45~64歳の女性300人で、調査期間は5月9日~5月18日。
なぜ50代前後の女性かというと、この年代は日本女性の人口の約半数を占めることから、トレンド形成に大きな影響を及ぼすとみられるため。調査の結果をみると、50代前後の女性は、就労率の高さもあり社会との接点が多く、情報なども入りやすい一方、流行に敏感な子どもを持つ家庭では、子どもとの距離感が近く、子ども世代の流行、トレンドをかなり早い段階で取り入れ「二世代消費」「二世代推し」などに繋がるようだ。
具体的な項目でみると、まずスイーツについては、1位カヌレ、2位台湾カステラ、3位フルーツサンドとなり、最近の流行スイーツに関しては若者世代同様にトレンド感度が高いことがうかがえる。流行グルメでは1位のオートミールが半数以上、次いでルーローハンや韓国インスタント麺、完全栄養食などが上位にランクインしている。
また、50代前後の女性の50%以上にアイドルなどの推しが存在している様子。この世代の推しの特徴としては、アイドルでは圧倒的にバラエティ番組やドラマなどで露出が多いジャ
ニーズ事務所所属のSnow Man、King&Prince、目黒蓮、嵐、なにわ男子などが多い。アーティストに関しては、直近のテレビドラマの主題歌に起用されている人が選ばれており、50代前後の女性のテレビ視聴率の高さが影響しているようだ。一方、50代前後の女性が普段、情報収集の際に活用している媒体では「ポータルサイト」「テレビ」「YouTube」が上位を占め、SNSをメインとする若年層とは違いがハッキリした。