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報酬はひよこ1年分! トルクメニアンワシミミズクがカワスイ 川崎水族館の副館長に

トルクメニアンワシミミズクの「ロット」(雄)
トルクメニアンワシミミズクの「ロット」(雄)

 「基本的に定時出勤退社で館内を巡回するお仕事、報酬はひよこ1年分!」——今年5月に「カワスイ 川崎水族館https://kawa-sui.com/  (神奈川県川崎市)で生まれたトルクメニアンワシミミズクの「ロット」(雄)が、こんな条件で同水族館の副館長に9月15日(金)付けで就任する。

 トルクメニアンワシミミズク(フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属)は、世界最大のミミズクであるユーラシアワシミミズクの亜種。野生ではロシア西部からカザフスタン・モンゴル西部などの乾燥した草原や岩壁のある森林などに生息。夜行性で夜になると音などを頼りに小動物や鳥、爬虫(はちゅう)類などを探し狩りを行う。

 ミミズクは古くから「案内人」の役割を担うことが多い生き物。名前の「ロット」も、英語で「案内人」の意味のある「パイロット(pilot)」から命名したという。9月15日からは館内のプロローグエリアで、訪れる人たちを出迎える。また、カワスイ館内の各ゾーンを定期的に巡回し、来館者を「世界の水辺」へと案内する。

 岩岡千香子館長は、ロットの副館長就任について「館内の案内をはじめ、お客様を笑顔にするお仕事を中心に行ってもらいたいと思います。大きくキュートな瞳で皆さまをお出迎えいたしますので、今後ともどうぞロットをよろしくお願いいたします」としている。

 ロットの副館長就任を記念して、実物のロットをイラストに描き起こしたオリジナル2Dキャラクターも制作。ロットのチャームポイントである大きくてキュートな瞳と、胸元に巻いたカワスイグリーンのバンダナが特徴。今後実物のロットと共に、カワスイの各ゾーンの解説や、館内のビジュアルに登場していく。

館長岩岡(左)と新副館長ロット(右)
岩岡館長(左)と新副館長に就任するロット