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名勝・六義園で楽しむ夜の庭紅葉 土蔵の壁面にも鮮やかな紅葉を投影

 

夜間特別観賞(イメージ)
夜間特別観賞(イメージ)

 紅葉の名所、東京・文京区の六義園が、11月22日(水)~12月3日(日)の期間、「庭紅葉(にわもみじ)の六義園 夜間特別観賞」を開催する。普段は入園できない夜間に特別開園し、紅葉で彩られた庭園のライトアップや土蔵(くら)壁面へのプロジェクション投影を行う。また園内各所にフォトジェニックな撮影スポットを設置する。18時~20時30分(最終入園は19時30分まで)。

 期間中毎日、園内の紅葉エリアを中心にライトアップ。「土蔵ジェクション」は、三菱の創業者・岩崎家所有の時代に建てられた土蔵の壁面に、紅葉をイメージしたプロジェクション映像が流れる。軽飲食の提供や土産の販売なども予定している。

 同イベントは夜間特別観賞券のみで入場できる。夜間特別観賞券は、六義園公式ホームページからオンライン決済(税込み900円)をするか、窓口当日券(同1100円、現金のみ)を購入する。中学未満は鑑賞券不要。

 六義園は、国指定特別名勝。五代将軍徳川綱吉の側用人・柳澤吉保によって造られた和歌の趣味を基調とした回遊式築山泉水庭園。江戸時代に造られた大名庭園の中でも代表的なもので、明治期には三菱の創業者である岩崎彌太郎の別邸となった。庭園は万葉集や古今和歌集に詠まれた紀州(現在の和歌山県)の景勝地「和歌の浦」の景色をはじめ、その周辺の景勝地や中国の故事にちなんだ景観が映し出されている。