10年前に独自開発したジャガイモの品種「ぽろしり」をさまざまな商品に使ってきたカルビー(東京)。ジャガイモづくりへのこだわり改めて表明しようと、北海道産ジャガイモの収穫時期に合わせて、原料を北海道産「ぽろしり」に限定したポテトチップスの2ブランド3商品を順次発売する。
新商品「ポテトチップス 今を味わう!」からは、「しおとスパイス味」「しおとバター味」を10月16日(月)から全国で数量限定販売(いずれも58g、想定価格税込み160円前後)。また、「ア・ラ・ポテト 羅臼昆布しょうゆ味」(63g、同180円前後)を10月30日(月)から全国のコンビニエンスストア以外の店舗で数量限定販売する。いずれもなくなり次第終了。
「ポテトチップス 今を味わう!」の「しおとスパイス味」は、塩とスパイス・その他ハーブや、塩と芳醇(ほうじゅん)なバターの組み合わせで、ジャガイモ本来のおいしさを楽しめる。「ア・ラ・ポテト 羅臼昆布しょうゆ味」は、北海道産羅臼昆布を使用。羅臼昆布としょうゆにうまみが引き立つ帆立・しいたけを加え、じっくり楽しめる味付けに仕上げている。「ぽろしり」のおいしさが生きる厚切りカット。
1975年に現在の「うすしお味」の原型となる「カルビー ポテトチップス」を発売してポテトチップス市場に参入したカルビー。原料のジャガイモを安定的に調達するため、一大生産地の北海道にグループ会社「カルビーポテト株式会社」を設立し、生産者たちとの契約栽培を通じてポテトチップスに適したジャガイモの栽培に取り組み続ける中、加工用ジャガイモとして、「ぽろしり」を自社開発。2013年に農林水産省へ品種登録のため出願し、2017年に登録された。今年は出願から10年目の節目で、新商品発売の運びとなった。「ぽろしり」の名前は、北海道の「十勝幌尻岳(とかちぽろしりだけ)」にちなんでつけられた。