今年注目を集めたのは生成AI、中でもOpenAIの提供するChatGPTは毎日のように取り上げられ、最も注目を集めたといえるのではないか。起業家・経営者を支援する創業手帳(東京)では、このChatGPT(各バージョンを含む。以下ChatGPTと表記)の使用と活用について、独自アンケートを実施し、会員のうち562人が回答した。調査は10月に実施した。
創業手帳の読者層は、ほとんどが起業家や経営者となるが、回答を寄せた562人のうち371人が「ある」と、全体の66%、3人に2人が使ったことがあることがわかった。使ったことがないと回答した人のコメントでは「今後利用をしてみたい」としている人や、ChatGPT以外の生成AIツールを利用している人も数人いた。
ChatGPTの使用方法については、各方面で問題視されているが、「どのように使っているか?」との問いでは、「文章の作成や要約、校正など」に活用している人が255人、「情報の検索、調査など」が230人、「情報の整理、分析、まとめなど」が133人となっている。「その他」(24人)の中には、「提出されたレポートがChatGPT製であるかどうかの確認に使用」や、「体調を伝えて、可能性が考えられる傷病や原因分析に使用(実際に早期発見につながった)」という答えもあった。