母国語だとなかなか気づかないけれど、外国語を学習すると、この言葉って使いやすいとか、なんか良い響き、という感じ方をする表現がある。 2月20~29日に、日本在住の287人の外国人講師に聞いた、「日本語のフレーズこれが一番好き!」というアンケート調査(NOVAランゲージカンパニー・東京)では、「仕方がない(しょうがない)」というフレーズが一番人気だった。
1位の「仕方がない(しょうがない)」は「信じられないほど便利」「この哲学を学べば、気分が軽くなる」などがこの言い方が好きな理由に挙がった。
2位は「お疲れ様でした」。「英語にはないフレーズだが、他人と経験を共有したいという気持ちを表すすてきなフレーズ」「日本の労働文化の非常にポジティブな言葉で、励まし、評価、チームワークがいかに高く評価されているかを示していると思う」「これまで毎日の仕事が終わって別れる時、同僚にお礼を言うことはなかった。これは素晴らしい考え方だと思うし尊敬に値する」など、日本らしい慣習や文化がにじみ出る表現だという感想が多い。
3位は「大丈夫です」。「一番役に立つフレーズ」「誰かに質問されて、その答えがNOだった時(特にコンビニで)、私はこれを何度も言う」など、汎用性の高さが人気のようだ。