小学生たちに、三重県の鳥羽の海に触れて海の環境などを学び、自由研究に活用してもらおうと、 三重県鳥羽市と近畿日本鉄道(大阪市)が特別企画「夏休み宿題列車in鳥羽」ツアーを開催する。7月27日(土)の日帰りと、8月24日(土)~25日(日)の1泊2日、ツアーを2回行う。各コースとも、6月21日(金)から募集をスタートする。
「学び」×「観光」をテーマとした同ツアー。鳥羽市離島の「答志島(とうしじま)」で漂着ゴミを収集し、ゴミの分別などを行う「ビーチクリーン活動」や、浜辺に漂着したガラス(シーグラス)を使ったストラップづくりなど、地域の資源を活用したさまざまな体験ができる。
「路地裏ビンゴゲーム」は、地元の人たちと交流できるプログラム。ビンゴのマス目が答志島に関するクイズになっており、地元島民の協力を得ながらクイズの答えを探す。「鳥羽市水産研究所」の岩尾博士から、鳥羽の海の特色について楽しい話を聞けるプログラムも。また、宿泊ツアーでは「鳥羽市水産研究所」で鳥羽の海の文化について学ぶほか、魚釣りも楽しめる。釣った新鮮な魚は、各宿泊先で料理人が調理し、夕食に提供される。
どちらのツアーも、必ず小学生1人以上、大人1人以上の申し込みが必要。愛知・三重方面からの出発の設定と、大阪・京都・奈良方面からの出発(伊勢中川駅からの参加)がある。両ツアーとも添乗員は同行。悪天候等により船が欠航の場合は、ツアーが中止になる。料金・行程等の詳細と申し込み方法は、近鉄ホームページ「おすすめツアー」で確認できる。問い合わせは「近鉄名古屋イベント係」電話059-354-7007(平日9時10分~18時、土日祝は休み)。
「答志島」は、鳥羽市に属する有人離島で、海女によるあわび、さざえなどの採取や、わかめの養殖などの漁業が盛ん。地元の良さを生かした町づくりと地域振興について積極的に取り組んでいる。