まめ学

「ながら防災」を提案〝もしも〟の時だけでなく 〝いつも〟の暮らしも向上させる備えを

「ラクして備える30のヒント」をインスタグラムで公開

 防災グッズなどを日常に溶け込ませることで、特別な準備を必要とせずに自然と備える「ながら防災」。東京と神奈川を拠点に活動する合同会社「CAMMOC」(キャンモック)が提案する、新しい防災のスタイルだ。

 防災士やキャンプインストラクターの資格を持つ3人のママキャンパーが運営するCAMMOC。3人は、息子と犬と、築35年の一軒家をセルフリノベーションした家で暮らす「マミ」さん、海の近くの一軒家に夫と娘2人と暮らし、在宅勤務中心の「カナ」さん、夫・娘・息子と4人で都心部ながら緑地があるのんびりした街でマンション暮らしをする「アヤ」さん。3人のキャンプ歴は、それぞれ20年以上。自分に合う暮らしや防災を探求し、キャンプを通して無理なく無駄なく楽しみ続ける防災法を提唱している。

 このほど、メンバーが執筆した『ラクして備えるながら防災 フェーズフリーな暮らし方』(辰巳出版)を発売。「防災バッグのつくり方」「無理のないローリングストック法」「家の防災対策」「防災レシピ」など、オールカラーの写真付きで紹介している。そして、書籍でも紹介している「ながら防災」のヒントを、Instagram(@cammoc)でも公開。「地域とのつながり」「植物・防災」「時代を超えた防災必需品」「通年服で着替えいらず」「キッズ達のストック食品」「運転中の“もしも”を考える 車×防災」「わたしたちの家族 ペット×防災」などのテーマで情報を発信している。

 CAMMOCは、「女子キャンプ」から始まり、「ママキャンプ」「キャンプ×防災」と、発信のテーマを広げてきた。現在、テレビ・ラジオ出演、執筆やイベント登壇などで活躍中。「日常時」と「非常時」という2つのフェーズ(段階や局面などの意)を取り払い、安心して豊かに暮らせる“フェーズフリーな社会”の実現を目指す一般社団法人フェーズフリー協会 (東京)のアクションパートナーにもなっている。

防災士のメンバーが執筆した『ラクして備えるながら防災 フェーズフリーな暮らし方』