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新年度の環境の変化で生じるストレス解消には、涙活がおすすめ

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■新年度である4月はストレスがたまりやすい

新年度である4月は、環境が大きく変わる方や激しい気温差、花粉症等ストレスを特に感じやすいシーズンです。
自分自身では大丈夫だと思っていても、知らず知らずのうちにストレスをため込んでいるかもしれません。
そこで、各自が手軽にできるストレス解消法として涙活(るいかつ)をご紹介します。

涙活とは、意識的に涙を流すことでストレスを発散する方法です。
人は、2分から3分ほど泣くだけでも、自律神経が交感神経(=緊張や興奮を促す神経)から副交感神経が優位な状態(=脳がリラックスした状態)へとスイッチが切り替わります。
泣くことで脳が癒され、たまったストレスをスッキリ解消することができるだけでなく、「心の混乱」や「怒り」、「敵意」も軽減することが研究でわかっています。

■泣きやすい体質に変えていく方法

涙活を行うには、まずどのような状況で泣けるのかを知ることから始めます。
泣きやすい体質にするには、自分にとって泣けるポイントを見つけることがまず考えられます。
人それぞれ、泣けるポイントは異なります。
恋愛、家族、友情、動物、アスリートなど、自分が感情移入しやすい分野を知っていると、泣ける作品を見つけるのが簡単になります。
また、夜に涙を流すことをお勧めします。
人間の身体は、朝は活発になり、夜に向かってリラックスしていくようにバイオリズムが作られているため、夜の方が泣きやすい状態にあります。
アロマやお香を焚くことも、より涙を誘いやすい環境を作るのに役立つと考えられます。また、ハンカチやティッシュをそばに置いておくと、心理的に泣くことに対するハードルも下がりますのでお勧めです。

■映画を観て泣こう

なかなか自分の泣けるポイントが見つからない人は、泣けると話題にされている映画を観に行くのがよいでしょう。
泣けると評判とされているだけあって、泣ける可能性が高いです。今一押しの映画は『オットーという男』。
ルールを守らない人たちに腹を立ていつも不機嫌なオットーという男の人生が、向かいに越してきた一家によって変わっていくというストーリー。自分とは正反対な家族に振りまわされながらも、その触れあいを通してもう一度生きる希望を見つけていく様を、ユーモアあり、涙ありで描いた感動作です。
現在、感想涙活キャンペーンと題して、どのくらい泣けたか、皆さんが流した涙の数を100粒満点にして感想の投稿を募集しています。投稿された方の中から、タオルやマスカラなど涙活サポートグッズがプレゼントされます。
ぜひ映画館に足を運んでいただけたらと思います。

<筆者略歴>

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吉田 英史:感涙療法士 早稲田大学で心理学、教育学を学び、同大学院で人材マネジメントを研究。
高齢者福祉施設、学校勤務を経て、現職に。
高校教師時代に相談に来る生徒たちを見ていて相談中に泣き出す生徒ほど早く立ち直っていくことから「涙は人をスッキリさせて立ち直らせる効果がある」ことに注目していた。
2013年から「涙活」をスタート。認定資格「感涙療法士」を医師、脳生理学者で、東邦大学医学部名誉教授の有田秀穂氏と創設。
感涙療法士として、教育機関(生徒・先生・PTA向け)、医療機関(医師や看護師等の医療関係者向け)、福祉施設(利用者、職員向け)、企業、自治体において、涙活講演会やワークショップを実施。
元高校教師・スクールカウンセラー。通称、なみだ先生。
主な著書に『涙活力(るいかつりょく)』(玄文社)。

吉田 英史:感涙療法士

(吉田 英史:感涙療法士)

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