2013年に交通事故で亡くなったポール・ウォーカーが演じたブライアンの存在を感じさせる演出や、シリーズの初期にあったストリートカーレースやカーマニアの要素が復活しているのもうれしい。
そして、本作の最大の見どころは、『ワイルド・スピード MEGA MAX』(11)に登場した悪徳事業家レイエスの息子でドミニクたちの“最凶の敵”となる、モモア演じるダンテの凶悪ぶり。加えて、新たにドミニクの祖母役でリタ・モレノ、諜報組織の工作員役でブリー・ラーソンも出演している。
また、ファミリーに、ジェイコブ(ジョン・シナ)、サイファー(シャーリーズ・セロン)、クイニー(ヘレン・ミレン)、ショウ(ジェイソン・ステイサム)たちがどう絡むのかも見どころだ。
エンディングでは、後編に向けての驚きの展開も示される。これを見たら、後編も見ずにはいられなくなるだろう。
(田中雄二)