こうして「それで『ぴしゃっとやっていいです』となった」と、台本にはなかった頼朝へのビンタが決定。
当日は「撮影のとき、大泉さんに『私の手は痛いのよ』って言いました。そうしたら、おびえちゃって、たたく瞬間に少し逃げたんですよ」というエピソードも。この点については、「逃げなきゃもうちょっといい音が出たんですけどね(笑)」とやや残念そう。
この他、乳母として頼朝を育て、比企家を支えた比企尼について、「器の大きな、たっぷりとした人」「余計なことは言わないけど、ちゃんと要所要所に目が届く」「すごい女性」と手放しで褒めた草笛。
最後は「皆さまに今日お目に掛かれてとてもうれしいです。この作品に出させていただいて、ありがとうございます」とあいさつし、トークを締めくくった。
(取材・文/井上健一)