ミュージカル「エリザベート」のトート役や「モーツァルト!」のモーツァルト役など、数々のミュージカルで活躍する一方、ドラマ「恋と弾丸」やNHK連続テレビ小説「エール」などの映像作品でも存在感を発揮する古川雄大。2022年4月に開催されたミュージカルコンサートの第2弾公演「古川雄大 The Greatest Concert vol.2 -A Musical Journey-」が、2月17日から開催される。「ミュージカルの歴史をたどる旅」になるという本コンサートへの意気込みや見どころなどを聞いた。
-早くも第2弾が決定しました。
前回のコンサートが終わってすぐ今回のお話が決まったので、またやれるという喜びがありました。さらに凝った内容のものにしたいという思いがあったので、時間が足りるかなという不安はありましたが、打ち合わせを重ねる中で、新しいものが見えてきたので、今は期待しかありません。
-第1弾のコンサートを経て、さまざまなアイデアが浮かんだのですか。
自分でいうのも何ですが、前回のコンサートもいいものになったとは思っています(笑)。ただ、今回は、これまでやったことがない曲をお聞かせしようという思いがありました。前回は、「古川雄大の歴史」をお見せする内容だったと思いますが、今回は壮大な「ミュージカルの歴史」を追っていきたいと思います。なので、僕のファンの方だけでなく、ミュージカルが好きな方にも楽しんでいただけるものになると思います。もちろん、キャッチーな楽曲や、どこかで聞いたことがあるであろう楽曲を織り交ぜながらお見せするので、ミュージカルをあまり知らないという方にも飽きずに見ていただけるものになっているはずです。
-古川さんがミュージカルの中で歌ったことがある楽曲と、初めての楽曲の割合はどうなっていますか。
一幕は、歌ったことがない楽曲がほとんどです。二幕は3割ぐらいかな。なので、大変です(笑)。それに、今回はダンスも増やす予定です。ゲストの方にもたくさん歌っていただこうと思っておりますので、見どころがたくさんあると思います。
-明日海りおさんや木下晴香さんなど、ゲストも豪華ですね。
今回は、中止になってしまったコンサートにゲストで出演してくださる予定になっていた大ちゃん(渡辺大輔)と昆さん(昆夏美)も出演してくださいます。共演経験のある方が多いので、ゲストの方とは、皆さんが期待されている楽曲を披露できたらと思っています。僕は、ゲストの皆さんとのトークも楽しみなんです。あまり知られていないですが、(上原)理生くんとは、「1789」のときに、楽屋が一緒だったのですごく仲がいいんです。なので、一番、わちゃわちゃした回になるんじゃないかな。
-ところで、22年は舞台に映像作品にと多忙な日々だったと思います。改めて振り返ってみて、どんな1年でしたか。
新鮮な体験ができた1年でした。「シラノ・ド・ベルジュラック」でストレートプレーの主演を久しぶりに務めさせていただきましたし、初の試みだったミュージカルコンサートも開催できました。映像作品でもさまざまな役に出会うことができ、今、新たに(ミュージカル「エリザベート」で)トートを作っていて…たくさんの作品に出会えました。特にミュージカルコンサートは、歌うことにおいての意識やパフォーマンスが変わるターニングポイントになったように思います。なので、今回もきっと大きな学びのあるものになると思います。