-まさに、現在公演中の「エリザベート」は、古川さんにとっては2度目のトート役です。手応えは感じていますか。
思いっきりやらせていただいています。ブレない範囲で「こうしてみたい」という挑戦もさせていただいているので、すごく楽しみながら演じています。それが一番の収穫だと思います。
-そうした経験が今回のコンサートに生きてくると?
もちろんそうだと思います。トートを楽しめるというのは、僕自身が驚いていることなので、それを経てのコンサートは、より楽しめるものになるのではないかと期待しています。もちろん、今回は初めて歌う楽曲が多いので、それをどれだけ自分のものにできるかというのがコンサートの課題でもあると思うので、そこはしっかりと頑張りたいです。
-23年の目標は?
まず、引き続き、ミュージカル「エリザベート」の公演があるので、それを無事に終えることが第一です。そして、その後のこのコンサートも成功させたいと思います。そこから2023年の流れが決まると思うので。自分で確かなものを得て、また次に向かって一歩進んでいきたいと思います。
-今回のコンサートは「ミュージカルの歴史を旅する」がテーマということですが、旅は好きですか。
コロナ禍ということもあり、今はなかなかできませんが、旅は好きです。地元に仲がいい4人組がいるんです。“独身ズ”(全員未婚)なのですが、時間が合えばよく国内旅行に行っていました。ただ、海外には行ったことがなくて。行けるようになったら、ぜひその4人組で海外に行ってみたいですね。
-今までに印象に残っている旅は?
その4人組で金沢に行ったことかな。特に何かをしたわけでもなく、ただお酒を飲んで、朝から海鮮を食べて(笑)…なんてことのない旅だったのですが、それが楽しかったんです。その4人で出かけるということが楽しいんだと思います。
-改めて、コンサートを楽しみにしている人にメッセージを。
また新しい世界にいざなえるコンサートになると思います。日常を忘れ、思う存分、作品に浸っていただけたらうれしいです。
(取材・文・写真/嶋田真己)
「古川雄大 The Greatest Concert vol.2 ‐A Musical Journey‐」は、2月17日~26日に、都内・日本青年館ホールで上演。2月18日19時開演の追加公演も決定、平方元基がゲスト出演する。
公式サイト https://www.ken-on.co.jp/thegreatestconcert2/