北川景子が主演するドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」(フジテレビ系)に出演中の高橋文哉が取材に応じ、撮影現場の様子やドラマの見どころなどを語った。
本作は、未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール(法科大学院)のリアルな日常や、教員と学生たちの成長を描くリーガル青春群像劇。高橋は、北川が演じる柊木雫が教員を務める「青南大学法科大学院」の学生で、学生たちのリーダー的な存在の真中信太郎役を演じている。
-高橋さんが演じている真中信太郎の裏の顔が、2話以降から見え隠れしていますが、真中というキャラクターは、客観的に見て、どんな人物だと思いますか。
真中はすごく性格が悪くて、自我が強くて、プライドもあって、裏表がはっきりとしている人に見えていたらいいなと思っているのですが、彼の性格の悪さみたいなものは、生きていく中で誰しもが持っていると思うので、真中は人としての在り方を、すごく素直に、真っ当に生きているなと感じています。例えば、誰かのことが気にくわない、生意気だなと思っていても、みんな表に出さずに我慢しているだけだと思うんです。真中は、それを表に出していった方が自分にとってプラスになると考えた上で、ボソッと言葉を吐いてみたり、1人になったときに全部出しているのだなと思いながら演じています。
-そんな真中は、同じクラスにいたら仲良くなれそうなタイプですか。
裏の顔を見れば、仲良くなれると思います。自分が思っていることを口に出している人を見ると、ちょっとスカッとする部分は誰しもあると思うので、僕はすごく仲良くなって、言うべきところを選ぶように指導します(笑)。
-北川景子さんや山田裕貴さんと共演して、印象に残っていることはありますか。
僕たち学生と、北川さんと裕貴さんで撮影するシーンが多くあるのですが、そのときに、よく一人一人の人間性の話になるんです。「誰々はこういう人だよね」みたいな話をする中で、北川さんに僕が「すごく似ている」と言っていただいて。僕のちょっとした悩みを、北川さん自身も感じていた時期があったといって、背中を押してくださったりしています。裕貴さんは、以前、共演させていただいたときからプライベートでも相談に乗ってもらったり、お世話になっているのですが、今回の現場でも裕貴さんの背中が変わっていなくて、勝手にうれしく思ったりしています。優しい方たちに囲まれながら撮影しているなと感じています。
-南沙良さんや前田旺志郎さんなど、学生役の皆さんと親交は深まっていますか。
話が進むごとに、仲良くなっています。お話の中でも、みんなで集まるシーンが増えているので、プライベートの話や仕事の話も含めて話したりしています。もともとプライベートで仲がいい前田旺志郎くんが、ムードメーカー的な存在になっていて、いつも盛り上げてくれているので、そこに僕が援護射撃をしながら、みんなでワイワイしている感じです。
-高橋さんは、仮面ライダーに始まり、芸人、ボーイズグループ、今回はロースクールの学生など、役の振り幅が大きいと思いますが、そのように求められていることに対して、どのように感じていますか。
すごくうれしいです。役に大小はないのですが、今回の真中のように二面性がある役は、役者として試されているなと感じます。真中は素直でプライドが高くて、自分を守るために自分自身を犠牲にしてしまっている子なので、役を頂いたときに表現が難しい人だなと感じました。その苦しさやキラキラ感などの表と裏の顔を一つの役として求められていることが、僕としてはうれしいです。