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ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」“ジョジョ”役の松下優也&有澤樟太郎「深い“ジョジョ愛”の中で演じたい」【インタビュー】

ーお二人が思う“ジョジョ”の魅力、それから自分と“ジョジョ”が似ているところは?

松下 似ているところは、正義感に溢れていて、ピュアで真面目で…似てないところを探す方が大変です(笑)。

有澤 僕も正義感があって、突き抜けているところかな。文面にしたらちょっと恥ずかしくなりますが(笑)。

松下 でも、お互い、それで選ばれているよね(笑)。

有澤 そうですね、真面目そうなやつだって(笑)。

ーでは、お互いの印象を教えてください。

松下 最初の印象は「デカイ人だな」って(笑)。僕もそれなりに身長はありますが、やっぱりでかい(笑)。あとは、爽やか。僕が(現在の有澤と同じ)28歳の頃は、人を信じていない目をしていた気がする(笑)。でも、(有澤は)すごく爽やかだし、まさにジョナサンだなって。

有澤 同じ兵庫出身なのですが、東京に出て来るときに、自分の出身地の役者さんを調べたことがあるんですよ。それで松下さんを知って、いつかご一緒できたらと思っていました。ずっとご一緒できることを楽しみにしていたのでうれしくて、すぐにインスタをフォローしちゃいました(笑)。ご本人を前にしていうのもなんですが、すごくカリスマ性があって真ん中が似合う方。(松下は「花より男子 The Musical」で)道明寺司を演じていたことがあったのですが、道明寺を現実に演じられる人がいるんだと印象に残っているので、そのイメージが強いです。

松下 僕、カリスマ性しかないんで(笑)。

有澤 そんなことを言っても全然、鼻につかないでしょう(笑)? すごく華がある方ですね。

ー改めて、舞台版ならではの面白さや魅力を教えてください。

松下 僕はこのお話を聞いた時に、「これを舞台化するのにどう表現するんだろう」と思いました。正直、無理じゃないかと思っていたのですが、台本を読むと原作の世界観が余すことなく表現されています。すごいことだと思うと同時に、演じるのはすごく大変そうだなと(苦笑)。今回はミュージカルなので、どんな楽曲になるのか、楽曲面も楽しみです。ぜひ、音楽も含めて楽しみにしていただければと思います。

有澤 この作品のクリエーターの方たちは、普段は舞台や演劇とは違う業界で活躍されている方も多いんですよ。(舞台衣裳の専門のスタッフではなく)ファッションデザイナーの方だったり、さまざまな職業の方がいて、異種格闘技戦のような面白さがあります。キャストもさまざまなジャンルの方が集まっていますし、総合芸術として楽しんでいただけると思います。

(取材・文・写真:嶋田真己)

 

 ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」は、2024年2月6日~28日に都内・帝国劇場ほか、札幌、兵庫で上演。

 

ミュージカル「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」 製作:東宝 (C)荒木飛呂彦/集英社