ー役者として、注目して見てもらいたいポイントはありますか。
末澤 一郎の心情が描かれるシーンが多くあるのですが、雪歌の前にいるときの一郎と卑屈モードに入っているときの一郎の落差が大きいところは1つ楽しんでもらえるところかなと思います。一郎は女性経験が少ないので、彼のピュアな部分が見えているのかなと思います。
関水 一郎と一緒にいることによって満たされている雪歌の笑顔に注目してもらいたいです。一郎と過ごした幸せな日々が全て印象的だったので、監督に「仲いいシーンは、このシーンで最後だよ」と言われたときに、こんなに幸せな日々が終わってしまうんだと思うときつくて涙が止まらなくなってしまって…。それくらい一郎との幸せなシーンには思い入れがあります。
ー本作には「過去が見られるVRマシーン」が登場しますが、自分や恋人などの過去が見られるとしたら見てみたいですか。
末澤 僕は昔の記憶が年々薄れていくのですが、親から昔の話を聞くと、幼稚園のときにめちゃくちゃモテていたらしいんです。でも、僕にはその記憶が全くないので、幼稚園のときにどのくらいモテていたのかな、というのを見に行きたいです(笑)。恋人の過去は特に見たくないなと思いますが、もし一郎のように見られるマシーンが目の前にあったとしたら気になるなと思いました。僕も一郎みたいに葛藤しつつ徐々に見ていって、これはあかん! もうこれ以上は止めておこう! というところで止めるかもしれないです。
関水 私は両親が出会った頃を見てみたいですね。両親がどんなふうに恋愛したんだろうとか、どんなふうに好きになって結婚したんだろうとか、そういうところを見てみたいです。
ータイトルにちなみ、ご自身が感じる「明るい未来」、今後こんなことをしたいという目標や野望があれば教えてください。
末澤 楽しく笑っていられたらいいな、それが1番かなと思います。簡単そうで意外と簡単ではなかったりするので、いろんなことがあっても、楽しく笑顔でいられたらいいなと思います。
関水 一生この仕事を続けたいので、一生女優をやって、たくさんいい役に恵まれたいです。プライベートでは、 マキシマム ザ ホルモンのライブに全部当たったらいいなというのと、ドラゴンボールのフィギュアで1番欲しい物が当たればいいなと思っています(笑)。
(取材・文/小宮山あきの)