カルチャー

高校生のアントレプレナーシップ培う  日本政策金融公庫、優秀ビジネスプラン表彰

 日本政策金融公庫が主催する「第11回高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査が1月7日、都内で開催され、ファイナリスト10組がプレゼンテーションを行い優秀ビジネスプランの表彰が行われた。
 今回は全国の高校・高専から505校が参加し、応募総数5,014件と過去最多となった。商品・サービスの内容や収支計画などをポイントに審査が行われ、田園調布学園高等部の中村美月さんがプレゼンテーションした「世界の女性を幸せにする『テック・ドミトリー』」がグランプリに輝いた。中村さんのプランは、東南アジアの女性社会格差と日本のIT人材不足を解消する目的で、ITスキルと日本語を学べる女性専用の寮を開設し就業支援するというもので、幼少期に世話になったインドネシアの女性にたちへの熱い思いが込められている。
 日本政策金融公庫創業支援部の森本淳志部長は、このコンテストを通じて、高校生のアントレプレナーシップ(起業家精神)を培うとともに、困難を乗り越え自ら考え解決する力を身に付けて欲しいと語った。

高校生ビジネスプラン・グランプリ
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/