新型コロナウイルス感染は完全に収まった訳ではないが、行動制限が解除された今年は今まで我慢していたことを思い切り楽しみたい、と思っている人が多いことだろう。そうした中、LINEリサーチ(LINE)では、日本全国の15~24歳、いわゆるZ世代の男女4739人を対象に、2023年楽しみにしている行事やイベントについて調査を実施。ヒアリングは昨年12月1日~12月5日に行った。
それによると、2023年に最も楽しみにしている行事、イベントで総合1位となったのは45.9%と半数近くの人が挙げた「クリスマス」だった。2位、3位、4位は僅差で「大晦日」(27.1%)、「お正月」(27.0%)、「夏祭り/花火大会」(26.9%)がランクイン。どの答えも、ごく当たり前のイベントだが、コロナ禍によって、ほとんどの行事、イベントが中止、縮小となっていたことを踏まえれば、それだけ定番の行事についても楽しみに思う人が多くなるのかもしれない。
男女年齢別の傾向を見てみると、全ての年齢層で「クリスマス」が1位。中でも女性は全ての年齢層で5割超と男性に比べて割合が高くなった、2位以下では、世代別で回答が分かれ、15~18歳では男女ともに「学園祭/文化祭」が3割前後で2位にランクイン、女性15~18歳では4割弱と高い。さらに、「運動会/体育祭」も男女ともに15~18歳で7位となるなど、中止となるケースや、開催されてもオンラインであったなど、通常の状態で開催される学校行事を楽しみにしているようだ。
総じてみると、「大晦日」「お正月」「夏フェス」「花見」は年齢が上がるほど割合が高くなる一方、「クリスマス」「バレンタインデー」「学園祭/文化祭」「運動会/体育祭」は若い年齢ほど割合が高かった。
他方、男性全体では「特にない」という割合が16%となり、女性の8%に比べて多い結果となった。